ノノグラムの解き方

「お絵かきロジック」「イラストロジック」とも呼ばれるノノグラムを、手で解くための基本テクニックを図でまとめました。 どの技も「その行(列)のヒントだけで確実に言えること」を積み重ねるだけで、当て推量は要りません。

ルールと図の見方

盤面の左と上にある数字(ヒント)は、その行・列で連続して塗るマスの数を、並び順どおりに表しています。 「3 1」なら、3マスの塊のあとに1マス以上の空白を挟んで、1マスの塊が来ます。 塗るマスをすべて決めると、絵が現れます。

以下の図は、1行ぶん(10マス)を横に並べたものです。左の数字がその行のヒントです。

未確定 塗る ×塗らない ×その手順で確定したマス

1. 重なり ― 左右に寄せて比べる

いちばんよく使う技です。塊を左端に詰めて置いた場合と、右端に詰めて置いた場合を考えます。 同じ塊が両方で重なったマスは、塊が本当はどこにあっても塗られるので、確定します。

左寄せ8
右寄せ8
確定8
10マスの行にヒント「8」。どちらに寄せても、真ん中の6マスは塗られます。

計算で出すこともできます。余白 = 行の長さ −(ヒントの合計 + ヒントの個数 − 1)。 ヒントの数字が余白より大きければ、その差の分だけ塊の内側が確定します。 上の例では余白が 10 − 8 = 2 なので、8 − 2 = 6マスです。

左寄せ34
右寄せ34
確定34
ヒント「3 4」。余白は 10 −(3 + 4 + 1)= 2 なので、「3」は1マス、「4」は2マスが確定します。重なりを見るのは同じ塊どうしです(色で区別しています)。

2. ぴったり埋まる行・0の行

ヒントの合計に、塊の間の空白(1マスずつ)を足した長さが行の長さと同じなら、余白は0で、置き方は1通りしかありません。 ヒントが「0」の行(数字の無い行)は、すべて塗らないマスです。

314
314××
3 + 1 + 4 + 空白2つ = 10。行全体が一度に決まります。

3. 届かないマスに×をつける

塗るマスが1つでも分かったら、その塊が伸ばせる範囲を考えます。 どの塊も届かないマスは、塗らないマスです。

3
3×××××
ヒント「3」で、5マス目が塗られています。3マスの塊は5マス目を含むので、3〜7マス目の外には出られません。残りはすべて×です。

4. 端の近くの塗りマスから伸ばす

端に近いところで塗るマスが見つかったら、それがどの塊かを考えます。 届く塊が1つしか無ければ、その塊がそのマスを含むように置ける範囲から、確定するマスが分かります。

42
42
2マス目が塗られています。ここに届くのは「4」だけで、塊は1マス目か2マス目から始まります。どちらでも2〜4マス目は塗られます。

5. 完成した塊の両側を×で閉じる

ヒントどおりの長さの塊ができたら、その両隣は必ず塗らないマスです。 ×をつけておくと、次の塊の置き場所がはっきりします。

32×
32××
2〜4マス目で「3」が完成しました。5マス目は×になります。

6. 入らない隙間を×で埋める

×で区切られた隙間が、残っているどの塊より短ければ、その隙間には何も入りません。 隙間の数と塊の数がぴったり合えば、一気に決まることもあります。

33××
33××××
×で区切られた隙間は、2・3・3マスです。2マスの隙間に「3」は入らないので×。残る3マスの隙間2つに、「3」が1つずつ入ります。

7. 行と列を行き来する(5×5で通して解く)

1本の行で分かったマスは、そのマスを通る列にとって新しい手がかりになります。 行で進めなくなったら列を、列で進めなくなったら行を見る。これを繰り返すのが、ノノグラムの解き方の本体です。

① 問題
24442
11
5
5
3
1
② 行を見る
24442
11
5
5
3
1

「5」の行はすべて塗る(技2)。「3」の行は真ん中が確定(技1)。

③ 列を見る
24442
11××
5
5
3××
1××

左右の「2」の列は塊が完成したので、残りは×(技5)。「4」の列は重なりで3マスが確定(技1)。

④ 行を見る
24442
11×××
5
5
3××
1××

1行目の「1 1」は、両端が×なので、残る3マスにぴったり入る(技2・技6)。

⑤ 列を見る
24442
11×××
5
5
3××
1××××

「4」の列はそれぞれ塊の位置が決まって完成(技5)。ハートが現れました。

8. 行き詰まったら仮置き

行と列をすべて見ても確定するマスが無いときは、あるマスを「塗る」と仮定して進めてみます。 どこかの行や列でヒントと矛盾したら、仮定が間違っていたので、そのマスは「塗らない」で確定です。

仮置きで進めたマスは、鉛筆の色を変えるなどして、あとで戻せるようにしておきます。 長い塊の端になりそうなマスなど、塗るか塗らないかで周りへの影響が大きいマスから試すと、早く矛盾に当たります。

仮置きをしても矛盾が出ず、どちらを選んでも最後まで解けてしまう場合は、その問題の答えが1つではない可能性があります。

9. カラーノノグラムの解き方

カラーノノグラム(カラーロジック)では、ヒントの数字に色が付いていて、その色で塗る塊の長さを表します。 白黒の問題とのルールの違いは1つだけです。

技1〜6はカラーでもそのまま使えます。ただし、空白が要るのは同じ色の塊の間だけです。 違う色が続くところでは空白が要らないぶん余白が大きくなり、重なりで確定するマスが減ります。

左寄せ44
右寄せ44
確定44
白黒なら44
赤「4」と青「4」は隙間なしで並べられるので、余白は 10 −(4 + 4)= 2。確定は2マスずつです。同じ行が白黒の「4 4」なら空白が1つ要るので余白は1になり、3マスずつ確定します。

カラーならではの手がかりもあります。

10. 変形ノノグラムの解き方

変形ノノグラム(変形ロジック)は、盤面が長方形ではなく、問題に含まれないマス(穴)がある問題です。 行や列が穴で分かれている場合は、穴で区切られた区間ごとにヒントが付きます

区間を「短い1本の行」だと思えば、ここまでの技がそのまま使えます。 よくある間違いは、ヒントを別の区間のものと読み違えることです。まず、そのヒントがどこから始まる区間のものかを確かめましょう。

解けない問題は Nonograver で答え合わせ

Nonograver は、ヒントを入力するとノノグラムを自動で解く iPhone アプリです。 白黒だけでなくカラー・変形の問題にも対応し、条件を満たす解をすべて探すので、答えが1つだけかどうかも分かります。 仮置きしても進まない問題の答え合わせや、自作の問題の検証に使えます。

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